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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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老女医と出会って思ったこと

船橋に越してきて、初めてのヘヴィーな風邪だ。
さすがに売薬では太刀打ちできそうもなく、病院へ行った。
病院といっても、かかりつけがないからネットで検索するしかなくて、喉と鼻だからと耳鼻科に絞って捜した。運悪くなぜか木曜定休が多い中、一軒だけ家から歩ける距離にその耳鼻科がヒットした。
電話で指示された通り住宅街の路地を曲がっていくと、その病院は突如現れた。
病院…?
石塀から続く門の先には寂しげな柿の木立があり、入り口はなんと昔ながらの引き戸の玄関だ。ガラス戸に書かれた病院名。旧漢字の表記である。
元気な状態なら、すぐさま踵を返したところだが、他をあたる気力も体力も残っていない私は、おずおずとその引き戸を開け中に入った。靴を脱ぐ奥行きの狭いたたきの先は50センチほど上がっている。幼児ならよじ登る程の高さだ。バスのステップより高くないか?そうしてすぐにまた引き戸があり、畳み2帖ほどの待合室?らしき空間がある。すぐに受け付けの小窓がすっと開き、保険証を出す。
目の前の引き戸の奥は診療室らしく、会話が筒抜けに聞こえる。
女性の声しか聞こえないところをみると、どうやら女医さんらしい。
前の患者が終わり、すぐに名前を呼ばれ中に入ると、予想通りの老女医が、診察イスの前に佇んでいて、さっそく「どうなさった?」と問いかけてきた。
離れたままで答えると、彼女の耳にはうまく届かないらしく、
「ごめんなさ。もっと近くにきてちょうだい」と言われ、やっと診察イスに腰掛ける。それこそくちづけでもされそうな異常接近状態で、ここまでの病状の経過を説明する。
大晦日までは風呂も入るなという。4日間だよ?結構つらいよ。
大晦日から温泉に行くというと、それまでに治るように薬を出すといってくれて、ちょっとホッとする。
うがいはなんといっても緑茶に限る、そのまま後は飲んでもいいって?え~?飲んじゃっていいの?
喉にはサロンパスの類を貼るのがいいらしい。
ふんふん。なんか民間療法オンパレードで地味でいいね。
股関節と膝をやられて、歩行が困難だという老女医。
イスを立ち上がるとき、思わず支えてあげてしまったりして、どっちが重症患者かわかんない。
それでもエライよ。己を省みず、病気を治すことにまさに生涯を捧げてるんだから。医者になりたての頃は女だしね、さぞ苦労もあっただろうに。
聞けば御歳82歳。
本当に頭がさがります。
風邪ごときでひぃひぃいってる場合か!
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