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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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「鬱」に触れる

ちょっとした知り合いから、就職について悩んでいる子がいるからこれまでの経験値からアドバイスなんぞしてくれないかというオファーがあり、昨日チェリーといっしょにその女性と食事した。彼女はこの春筑波大を卒業したばかり。マスコミの世界に入って、自分の思いを伝えたいという夢を持っている。その夢の実現に向け、いろいろと悩んでいるというのだが、決定的な問題は彼女の鬱病だ。不眠、食欲不振、倦怠感、絶え間ない不安感などから、今の状態では仕事ができても3~4時間、しかもデスクワークじゃないときついという。仕送りが来年の3月までで終わってしまうため、何かしらの仕事をしなくてはならない。しかし自分の夢とかけ離れたバイトをすることにも彼女は抵抗があるらしく、つまりは限りなく理解がある上司のもとで、何かしら融通の利くマスコミ系のアルバイトからはじめられないかという思いを持ちつづけたまま、今に至っているようだ。まずはデザインやコピーワークの短期講座などに通ってみては?という薦めにも、お金がかかるから…と俯く。親に打診しても費用は自分で出すよう言われたという。
あの若さで人生の選択肢を切り捨ててしまっている彼女に対して、私はとっくに履歴書に列記できなくなっている自分の職歴について話した。最初は英語が使える仕事がしたかったけれど気が付いたら不動産ディベロッパーにいたこと。人の伝手で広告代理店に入って、環境デザインやイベントや編集のことを覚えたこと。そうかと思えばシステム屋にいたこともあって、そして今はコピーライターなんていわれるようになっちゃってる。将来を決めなくても人生は生きていけるし、そのほうがバリエーションが広がって、充実できるほうへ、楽しいほうへって生きていけるという考え方もあるんだと伝えた。
とはいえ、私のように根拠のない自信だけで生きている人間なんてそうそういないわけで、そんな私の話なんかに彼女のようなタイプの人間が頷いてくれても、それはそれで危険だったりする。ただこんなねーさんもいたりするんだってことを知り、もう少し肩の力を抜いてくれればと、そう思った。そうして、彼女のキャラが逆に向いているものに早く出会えるようにと。
そうなのだ。今の彼女にとってはマスコミの世界は厳し過ぎる。ある程度手を抜き、ある程度割り切り、ある程度ごまかすずうずうしさがなければ、この世界ではやっていけないのだ。プレに負けることもあれば、ダメだしを食らうこともある。ディレクションできないディレクターに限って、「伝わってこない」とか「ピンとこない」などと、自分の無能を棚に上げてのたまうのだ。その都度落ち込んでいてはやっていられない。

鬱は別としても、もし私が彼女のように繊細かつ几帳面なストイック人間だったら、今の私は幸せだったろうか。仕事やお金に恵まれてたんだろうか。今のままの私のほうが間違いなく友達には恵まれていると思うけど。
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| 未分類 | 12:36 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re:「鬱」に触れる(10/2)

マスコミゆーよりジャーナリスト志望だな(。・_・。)ノ
マスコミはみんなにウソついて一般大衆を洗脳してナンボの仕事だ,
まじめな彼女には向いてない.

| び | 2003/10/02 20:52 | URL | >> EDIT















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