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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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自分サイズの人生

去年の夏、ダイビングのCカードを取得しにセブのダイビングショップに行った。同行したすでに潜りなれた友達と別行動で、3日間の講習を受ける不安な私を、その弾けたヴィジュアルとキャラで和ませてくれたのがオチョだった。「エースを狙え」のお蝶婦人が大好きで、だから「オチョ」と名乗る彼女は、まるでブリーチしたような潮焼けした髪と、コギャル顔負けの出で立ち。開けっぴろげな性格とノリのよさで意気投合して以来、帰国のたびに合うのが楽しみ。その彼女と飲んだ。
週末の人手でごった返す新宿GUCCI前で待ち合わせも、ドハデな彼女は一発で見つけられる。「イェ~」とハイタッチでいつのも挨拶を交わすと、連日のメールでのやり取りも手伝って、しばらく振りのご無沙汰感はまったくない。
彼女はがんばり屋だ。
ダイビングマスターを目指して、20代後半にセブのダイビングショップにたったひとりで飛び込んでいったんだから、そのバイタリティはハンパじゃない。自分がこの歳まで漫然と過ごしてきたことを、彼女と会うたび後悔する。あと10歳若かったら…、自分にそういうきっかけがあれば…と思う。
だけど彼女なりに不安もある。
現在の悩み、これからの不安…。
傍からみれば、イキイキと夢を現実に叶えているように見えて、本人には計り知れない苦労もある。
人生ってそういうもんだ。
隣りの芝生は美しくみえるもんだ。
飲んだ帰り、酔った頭でそんなことを考えた。
そうしてまた、亡くなった彼のことを偲んで、歩きながら少し泣いた。
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