今時の子供と昔の私
自分に子がない上に、遊び友達がみな独身、あるいはDINKSだからなおさらない。子持ちの友達もいるにはいるけれど、みなそれぞれに多忙で、うまくタイミングがあわない。ヘタに家に遊びにいこうものなら、友達との会話がままならないどころか、子供のお守でクタクタに疲れてしまうのが関の山だ。
でもたまに子供たちと接触する機会があると、そのオマセ振りに驚かされることが多い。そんなことを考えちゃったりするわけ?そういう言い回しをどこで覚えたの?…なんて、子供だからと侮っていると、結構恥ずかしかったり腹立たしかったりするものだ。
子供のあるべきスタイルというのは、自分が子供だったころのそれと比べていることに他ならないから、私のように人見知りで意志薄弱な子だったりすると、余計に今の子供の自己主張の強さに唖然とすることになるのだろう。
いや、実はそうなのだ。
幼い頃の私は実におとなしかったのだ。おとなしいけど意地悪だったり、うそつきだったり、いわゆる陰湿なやつだったような気がする。そのくせ決して賢いわけでもなく、お遣いに行けばお釣を間違って渡されても気が付かずに帰ってくるし、母に「タイヤキを2つ」とオーダーされたのに、お店に行くうちに記憶があやふやになり、結局「たこ焼きを2つ」買ってきてしまうような子だった。体温計を買いに行かされたときは、薬局で「温度計」といってしまい、理科の実験でみたあの長い温度計を出された。さすがにこの時は「熱をはかるやつ」と説明できて事なきを得た。こんなバカさ加減だ。親もさぞ不安だったことと思う。
子供って純粋ゆえに残酷で、意地悪で、傲慢で、しつこい生き物なんだよね。だから若いころの私は子供が好きじゃなかったんだろう。漸くそのことに気が付いて、逆に子供ってもんがおもしろいと思えるようになってきた。
いつも疲れるために行っているような子持ちの友達の家に、たまには行って来ようかなぁ。
ちなみにそこのうちの子は、私を同じくらいの歳の友達だと思ってる。生まれて母親の次に抱かれたのが私だとも知らずに。
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子供との接し方
大学の頃、人形劇団にいたせいか、子供にはいつも人気だった。だからいまだに得意だ。あと、シルバーにも受けがいい。肝心な年齢層に人気のないのがタマに傷だ。まあ、自分の精神も子供みたいなものだから、子供ともうまく行くのかもしれない。
| かあこう | 2002/11/19 12:32 | URL | >> EDIT