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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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My great mother 「★つ・ぶ・や・き★(1280020)」

うちの母はなんてゆーかいろいろとすごい人だ。

まず料理はうまい。

もともとうまかったけど、ご近所さんにせがまれてお教室を開く気になって、

ベターホームに通って終了証書をもらった。

それくらいしないとお金を取って人に教えられないだろってことらしかった。

東京にいた頃は都民生協に入ったけど、夕食のお献立を投稿してるうち、

運営側のミーティングなんかに呼ばれるようになって、

本格的に活動しようって矢先に父が退職して福岡に帰ってった。

で、今は洋裁和裁も教えているけど、これは特に資格なんぞ持ってなくて、

どっちかというとドレメ式とかなんちゃら式を無視した母オリジナルな

効率のよい楽チンな方法を生み出したらしく、それがウケてたりしてる。

自宅で無料で教えてる。時には天神の生地屋まで出向いて、

生徒の生地選びまでやってやってるらしい。無料なのにやりすぎだと思う。

お教室で思い出したけど…、

私が中学に入って英語を学びはじめ、

英語と国語だけで九大に入ったという一応英語自慢な父が、

オフの日に家で発音の特訓をしてくれたのだが。

キッチンに立ちながら横からチャチャを入れ始めた母は、

「ろくにしゃべれんくせにうるさい!」くらいのことを父に言われた。

それから数日後、母は英会話教室に入学した。

あのときの父はメガトン級の地雷を踏んだのだ。

カナダ人のグッドルッキングな先生だと嬉々として通ってた。

加藤剛とか草刈正雄あたりが好きな私に負けず劣らず面食いな母だもの。

初めて接する外国人とのレッスンは楽しかったに違いない。

人一倍ヤキモチ焼きな父はさぞハラハラしてたことだろ。

自業自得ゆえ文句もいえないもの。

ちなみに父は「英語がしゃべれん」といって未だ海外へ行ったことがない。

あんなに熱心に教えてくれてたのに。あれはいったいなんだったんだ?

母も結局英語を使う機会には恵まれずにいる。

中国の次は英語圏に連れてかないと。



彼女のスキルはまだまだいろいろあって、

いっしょに暮らしてる頃には、合板を組み合わせて椅子を作ってくれたり

…ええ、母が。父はタテのモノをヨコにもしないので。

この前帰ったら、庭に煉瓦ブロックの花壇ができてて、それを母がひとりで作ったと聞いたとき、

本気で心から尊敬すると同時に、それでも手伝わない父に今更ながらかなり呆れた。




で、昔の話に戻るけど。

バイク教習じゃ苦労した私だけど、母も車の免許で苦労した。

札幌の豊平川にある教習所に通いだしたのはたぶん彼女が40過ぎてからだと思うけど、

ブレーキが遅いだなんだといっては太股を触ってくる教官にブチ切れて、

学校側にクレームし、全額払い戻しをさせて退校した。

いまだに免許はない。実はチャリにも乗れない。

父が免許を返しちゃったらどうなるなだろうととても不安だ。




そんな母は妻としてもすごい。

結婚した当初、父が卵かけご飯にするというと、

卵を割ってご飯の真ん中をくぼませて黄身を乗せてお醤油をかけるところまで

やってあげてたらしい。

新居に遊びに来た母の親友に呆れられてやめたという。

でも毎朝スーツ姿の父の前に座り込んで靴下をはかせているのは

私がずいぶんと大きくなってもやっていた。

座るとズボンにシワが寄るからなのか?

だったら先に靴下履けばいいと思うんだけど。

ハンカチは手拭き用と鼻かみ用と2枚持たせてた。

うっかり鼻をかんだ方で手を拭いたらやだなぁと、子供心に気になってた。

あのころはポケットティッシュなんて確かになかったけど、

他の人はどうしてたんだろ?

後から知ったんだけど、イギリス紳士はハンカチで鼻をかむらしい。

ご近所ではダンディーで通ってた父は、その気になってたのかな?



さらに母のすごいもちものは異様に冴えわたった鋭い勘だ。

家族の顔色やら目の動きやら言葉の端々にかろうじて見え隠れする嘘を

ものの見事に読み抜く才能がある。

隠し事はことごとく見抜かれ、企みが泡となった。

「かあさんに隠しごとをしようと思うな」とぽつりと言った父の言葉に、

まじめそうに見えて、それなりに悪さを試みたであろう父の一面をみた気がした。




ピアスを開けるか迷ってたら、絶対開けた方がいいといった母。

免許を取ったと白状したらバイク用の防寒下着をどっさり送ってくれた母。

ケータイメールをびっくりするくらい早く打てるようになった母。

手間がかかる男と結婚するくらいならひとりでいなさいという母。

いつも何があってもあなたの身方よといってくれた母。




ずっとずっと私にとって一番頼もしい人でい続けて欲しい。

今度の日曜は母の日。

私は生涯感謝されることはないけれど、

その分、てんこ盛りの感謝を贈ろう。
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