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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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突然の贈り物

私が新卒で入社した港区溜池にあるその会社は、その後豊田商事などのお陰で、悪徳商法の代名詞となった海外先物取引の会社だった。
NYやロンドンからの前日の外伝を翻訳し営業ツールに仕上げて、9時の営業部の始業時間に間に合わせるため、朝7時からの早朝出勤を4年間続けた。二日酔いだろうが、熱があろうが、とにかく自分がいかないことには方々へ迷惑がかかる。そんな責任感を持ちながら、よくも4年間も通い続けたものだ。我ながらあっぱれ。朝10時の出社さえかったるい今となっては、まちがってもできやしない。
そんなかつての私のがんばりが買われ、5年の在職中の後半は社長秘書を兼務しつつ、社長からはゴルフの手ほどきをうけたし、専務からはいつも目を掛けてもらい、新しい資料づくりなどがあると声をかけてもらったりした。

その専務から、昨日突然宅配便が届いた。
私がその会社を退職して15年あまり。その後専務も引退。
以来、年賀状だけのおつきあいになっていたのに。
不思議な気持ちで荷をほどくと、中からは雛あられと甘酒が現われた。
でもなぜ急に?
さっそく伝票にある専務の自宅へ電話をかける。
少しも変わらない張りのある声にちょっとびっくりしつつも、おひさしぶりです!という私に、やったな!と返す専務。
え??っといいつつ、なんとなく察しがついた。
毎年専務の年賀状には
「きみなら大丈夫、きっといい人が…」とか「今年こそはいい報告を…」とか、他のOG達と同じように幸せな家庭生活を願う想いがいつも込められていて、だからもう心配かけまいと、やっと見つけました!と今年の年賀状に書いたのだった。
「君にもやっとまた春がきたなーと思ってさ。早く籍入れて、こどもをひとり産んで才能を残せよ」。
後半は聞き流すとして、こんなに無沙汰しているにもかかわらず、いつまでも見守ってもらっている心強さと、優しい心遣いが嬉しくて、感謝を伝える言葉がみつからなかった。
がんばっていれば、どこかで人はみていてくれるってよくいうし、励ましワードの常套句っぽいけど、こういうことがあると、納得してしまう。
変だとか、変わってるとか、分別がないとかいわれることもあるけど、でもこれでもいいのかなって。またまた妙な自信を持っちゃうのはまずいけど?、これからも今の自分でいっちゃおうと。
なにしろとても久しぶりにあたたかな気持ちになった一日だった。
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