日曜の未明。
すぐ隣りの千葉市では、3月の観測史に残る最大瞬間風速38.1メートルを記録。
そんな記念すべき大荒れの日に、決行したのは大洗キャンプ。
去年の秋に行った
どぶ汁ツーでも利用したこの
大洗キャンプ場は、
エアコン付きのログキャビンがあるので
四季を通して天候を気にせずに利用できる。
未明から目が覚めて、というよりは四方から容赦なく叩きつける風に
家を揺らされ、寝ているどころじゃなかったわけで、
午前10時守谷SA集合はどうあれ無理だと思いながら、
意外と早く解除された暴風警報を得て慌てて出発。
三郷JCTあたりの軽い渋滞をやり過ごして10時10分過ぎ無事集合。
今回の参加はK1200GTの雑魚マスター、K100RSのうっちーさん、
そして愛車R100RSを3ヶ月掛けて自力で直したboxerさん。
みなベンベ乗り。
守谷出発後一時的に降った雨もすぐに止み、
水戸大洗ICまではノンストップ。
男前なシールドは、確かに最高速域に達しても
以前のように風圧で首が痛くなることもなく
しかし巻き込みの轟音がなんともすごい。
風が当たらないところまで伏せてしまえば問題ないんだけれど、
その体勢は腰に負担がかかり、お陰で現在腰が痛い。
そんなシュミレーションを何回か行いながら11時半頃キャンプ場着。
黄砂を含んだ雨で恐ろしいほどに汚れたWOOを軽く洗車して 。
よかっぺ大洗へランチ&買い出しに。
牡蠣フライと迷った挙げ句のオーダーはマグロかつ定食1,380円。

粗めでサクッとした衣を纏ったジューシーなマグロは美味。
ボリュームたっぷりで満足なランチ。
お腹いっぱいだし、まだまだ時間はたっぷりだし。
でも茨城はクネクネないし?温泉も近場じゃいいとこないしー?
峠道と温泉なしではモチベーションが上がらないマスターを、
うっちーがドナドナのギャグの図…。

意外とお魚の種類が少なく店の規模も小さい大洗鮮魚市場。
ならばと北上して那珂港までお散歩してみれば、
築地のごとき賑わいを見せる立派な市場
那珂湊おさかな市場があったのだ。
その品揃えとお安さは目を見張るばかり。
料理人と食いしん坊の4人で、
あれは?これは?こうする?じゃああっちだ…。
返ってメニューが決まらないが、それもまた楽し。
海鮮物を仕入れた足でスーパーに寄り、お肉やお酒をどんと買い込む。
まだまだ時間はたっぷり…。
その暇つぶしが災いして、昨日の記事にも書いた事件勃発。
お昼寝するどころの余裕はまったくないままお腹だけが空いていった。
頼みの綱がどうやらつながりそうになり、それじゃあと夕食の準備。
このメンツはみなよく働くなぁ。
キャンプに行くと、たいてい誰かひとりやふたりは
さっさと特等席を陣取って飲み始めるヤツがいるもんだが。
空豆、さざえ、はまぐり、イカ一夜干しの網焼きは、
そりゃあもういうまでもないおいしさで。
さざえのしっぽまでチュルっと取れたあの至福やら、
パカっと開いたハマグリのぷっくりとした身の柔らかさやら、
マヨ&ブラックペッパーをちょいと付けていただくイカ焼きやら、
ふっくらお布団を纏った空豆のコクと甘さやら…。

引き続いてはキャベツともやしのカルビ炒めと鶏焼き、
そして最後はハマグリとカサゴの鍋だ。
恐ろしくよく食べるこのメンツは飲みっぷりもすごくて。
都合開いた酒ボトルは焼酎、日本酒、ウイスキーそれぞれ1本。
他にビールもあったわけで、半端ない。
月も出て、穏やかな夜。
しんしんと寒い。
真夜中の救世主来訪。
まだまだ世の中、捨てたモンじゃない。
で、朝。
昨夜届いたクラッチケーブルを交換するうっちー。

工具が足りず、マスターが韋駄天のごとく買いに走ったりして
無事に修理完了。
やれやれ、一時はレッカーしかないと思っていただけに、
なんてすばらしい結果オーライ!?
ではでは出発!
…とアイドリングを始めたら、マスターがバイクから降りて
タンクの下あたりをチェックし始め、ガソリンが漏れている、と。
しばしうっちーとゴニョゴニョガサガサしたものの、お手上げ。
レッカー要請しかないとなったのだ。
雁首そろえていても仕方ないので、一足お先に帰途に着く。
友部SAでランチして、守谷SAでソフトクリームを食べ、
帰宅後洗車、洗濯、掃除、自転車カバーの買い出しなど終えたころ、
ふたりから帰着の連絡。
ディーラーで修理後自走して帰ることができたらしい。
どうあれ誰かがレッカーされなきゃ収まらないツーだったってことで、
結果オーライめでたしめでたし。
ちなみに帰る日の朝、修理に集中するうっちーの横で立ちゴケ1。
ケガ無く事故無くなによりではあったのだが、
帰宅後洗車中にサイドカバーの凹みに気づき、
ワタシのココロも大きく凹んだのだった。
2日間の走行距離304km。短っ。