お多幸見参! 「たのしいお酒飲んでますか。(89950)」

週末はおでんにしてしまおうかと思ったりしていたら、
仕事仲間のakiさんからお多幸に誘われた。
先発してもらって待たせること約2時間。
朱色のおでん皿を前に白木のカウンターに陣取ったakiさんは
すっかりできあがってそろそろ話がくどくなり始めていて
横に並んだ新人クンに、
「梅酒ばかり呑んでんじゃねーよオメーはよぉー!」と
檄を飛ばしていた。
この新人君、KTMオーナーだそうで、
若かりし頃はバイクに乗っていて、
「金さえあればまた乗りてんだよぉー」が口癖のakiさんと
モトクロスネタで盛り上がってた。
かけつけの生ビールで乾杯。
大根、こんにゃく、牛すじ、ちくわぶ、玉子の第一弾オーダーが
ひょいひょいと目の前でお皿に取られて包丁が入れられる。
あれだけ関東炊きはダメだと言っておきながら、
お多幸の味にはやられてしまう。
口ほどにもないヤツとは、ワタシのことだ。
だっておいしいんだもん、仕方ない。
別オーダーした〆鯖がまたいい。
酢が立ちすぎず上品で、身がとても新鮮。
ビールをとっとと空けて
オーダーした純米の緩燗を手酌でやる。

外呑みはバイクブロガーのオフ宴以来。
なんだか沁みちゃう。
第二弾はインゲン、里芋、袋。
5本ほどが中央をかんぴょうで縛られておつゆに浸ってたインゲンは、
おしょうゆ色のおでんダネの中にあってひときわビビッド。
火が通り過ぎず、適度な歯ごたえが残っていておいしい。
中は白いのによく味が沁みた里芋は、ねっとりとした舌触りを楽しみつつ、
緩燗でちょいと流す。
袋は根菜類と細めの白滝のみ。
旬なのだし、銀杏入れて欲しいな、と。
でも正体不明なほど黒々と煮汁を吸ったお揚げは美味だった。
図らずも有言実行できちゃった、おでんに緩燗なひととき。
ブログを読んで声をかけてくれたakiさん、ごちそうさまでした。
やっぱり週末はおでん作ろ。
もちろん関西風でね。
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| そとめし | 12:59 | comments:17 | trackbacks:0 | TOP↑