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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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あんたのそば 「今日のランチ(75269)」

今日のランチは、オフィスから新橋駅へと向かう道すがら、
入社当時からずっと気になっていたお蕎麦屋さんにて。
竹邑庵太郎敦盛
「ちくゆうあんたろうのあつもり」と読む。

何が気になるって、店先には「黒いそば」と書かれた黒いのぼりが立っている。
一般的に田舎蕎麦はどれも黒っぽいわけだけど、どうもここはあーのこーのと
ウンチクをたれた掲示板風が店先に出ていて、つまり「気になる」原因は「おいしそう」よりも
「あやしそう」なニュアンスに起因してたのだ。

正午少し前、店の引き戸を開けて暖簾をくぐってまずびっくり。
なんの衝立も段差もないどーんと広い畳敷きに、丸いちゃぶ台が点在。
先客はカップル一組だけ。

キャパからしてどう考えても狭すぎるたたきで靴を脱ぐ。

パウチされたランチメニューに並ぶアイテムは4種類ほど。
有田焼風などんぶりに大根の千切りとともに蕎麦が盛られたもの(1,100円)を
オーダーしようとしたら、如才なげなおばさんがすかさず言う。
「これはものすごく量が多いですから、初めての方はこちらがオススメです」と。
指さされたものは、ひとり分が5つの小皿に分けられて蒸籠に入ってる。
なんとも不思議。味が違うのかしらん?

こういうときはお店のオススメにすんなり従う。

くだんのおばさんが置いていった年季の入った小振りな薬缶から
お湯のみにお茶を注ぐ。…?
ほぼ色のないお茶。…?
味はかろうじてそば湯?
となりに入ってきた常連さん風情が、いっしょに出された梅干しを湯飲みにいれて
崩しながら飲んでいる。
…。やっと味がした。甘い目の梅干し。
梅干しはおいしいけど、だからってそば湯がおいしくなるわけじゃなく、
不思議感に追い打ちがかかっただけだった。

次ぎに出てきたのは、山盛りのネギが盛られたお椀と、
つゆが入った大振りなとっくり。
「まぜておいてくださいね」と。
こぼれそうなネギを混ぜてみると、中に卵の黄身、とろろ、わさびが見え隠れ。
そこへつゆをくわえるって要領らしい。
黒そばのねぎ


で、いよいよお蕎麦がどーん。
ふたりぶん、10皿に小分けされた黒い蕎麦がやってきた。
小分けそば


よくみると、手打ち蕎麦にみられる角がない。
それに、いうほど黒くもない。
それなりにコシはあるけれど、蕎麦の香りは高くない。
つゆはやや甘めで濃いけれど、ネギやら卵やらと相まってこれはこれでおいしい。

「食べたら回転寿司の要領で重ねてってくださーい」

まぁね。重ねるのは手間でもなんでもないし、
3枚目を空けたあたりで、結構ボリュームがあるわ…なんて思ったりして、
楽しいってほどでもないまでも、100歩譲ってあげるとして…。
なんで分けなきゃならんのかね、そもそもが。

そこそこお客さんが入りだして、きっとこれまで数え切れないくらいの
客に聞かれたであろうそんな質問をその場でするのも忍びなかったので、
結局いろんな不思議感覚を纏ったまま店を出た。
入り口にはずらりと夜のつまみメニューが。
鯖ミソまであるし。
でも今どきちゃぶ台に座布団の広間で飲むのは、ちょっとなんだね。
腰は疲れるわ、足は痺れるわ、しかも妙なシャンデリアまであるこの店の
内装コンセプトってどーゆー?元は民家なのか?

また話の種に行くかもしれないけど、長すぎる店名は「あんたのそば」と
端折ることにした。

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| そとめし | 16:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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