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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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13年ぶりの母の手紙 「★つ・ぶ・や・き★(1280002)」

お雛様から2日。
相方を送り出して洗濯機をまわしながら、飾ったままだったお飾りをやっと片付けた。

昔からの日本の伝統的なお祭りであり、女の子の成長を祝う春の寿ぎでありながら、外来のクリスマスに比べずいぶんとおざなりにされがちなのはいかがなものか。
だから毎年気付いたときには終わっていることが多くて、でも今年は前日の夜にふと思い出して慌てて飾ったのだった。
母が初めて作ってくれた木目込み人形のお雛様を飾ったのは何年ぶりだったんだろう。
昔は3日が過ぎたらすぐにしまっておかないと嫁にいけなくなるといったものだけど、そんな迷信を気にする必要がまるでなくなった今になっても、やっぱり気になる。
いつまでも出しっぱなしにして埃をかぶったりしないようにという意味でもあったんだろう。

納戸からお雛様を収納する箱を取り出してしまおうとしていたら、箱の底に一通の手紙を見つけた。
3枚の便箋に書かれた手紙は、お雛様といっしょに母から送られてきたものだった。読んだきり、箱の中にしまったままにしていたらしい。
2日に箱から出すときはまったく気が付かなかったのに…と思いながら、何年かぶりに読み返した。

手紙には心を込めて作ったお雛様を送る旨と、両親が私達姉弟を置いて福岡に帰り、2年ほどの賃貸マンション生活の後に念願の一戸建てを購入した直後の嬉しさと、10年以上続くローンへの不安、田舎生活に対する絶望などが綴られていた。離婚直後で、酒を飲めば荒れていた私に対する手厳しい叱責も懐かしい。
もうあと何年かで60を迎える…というくだり。
13年も前のものであることがわかる。
最近はずいぶんと穏やかになった母。
伝えるべきことはもう全部伝えたから…と、ふと何年か前にいわれたことを思い出す。
まだまだ学ぶべきことは山とあるって、心細さを感じたっけな。
未だにこんなに安穏と生きているけど、確かに諭される機会が激減している。
いいのか、こんなことで。

最近はすっかり達者になったケータイメールをバンバン送ってよこす母。

たまには達筆な手紙をまた送ってくれないかな。
ケータイメールは、ものとしても、記憶としても、薄くて軽くて儚すぎるから。
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