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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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日銀発券課長の勘違い 「★つ・ぶ・や・き★(1279999)」

世の中のありとあらゆる製品やら、商品やら出版物やら、なにしろ流通しているものには、当然ながらそれを作っている人たちがいる。
いくらオートメーション化、OA化されようと、人の介在なくしては成り立たない。
だから制作の担当者と呼ばれる人たちは、作り上げるモノに対して並々ならぬ思い入れがあるのは当然。私でさえ、これまで手がけてきた印刷物はひとつにまとめて作品集として保管していて、昔の作品をみてはその稚拙ぶりにひとり赤面したりしている。
クリエイティブマインドって、そういうもんだと思う。

でもこういうマインドに、自分の置かれた立場を省みずに固執しちゃったのが、今回日銀で発覚した新札取り替え事件じゃなかろうか。
11月の前橋支店に続いて、今度は神戸支店でも同じすり替えが見つかったらしい。
新札の製造にどれほどの行程と労力が費やされるかは知る由もないから、この発券課長の思いの程はわからないけれど、金券ショップに持ち込むわけでもなく、1984年の新札発行時に同様にすり替えたものと合わせて50枚近くを保管していたんだとか。
自分が手がけた、しかも日本の通貨の最高額の、さらにはレアな番号を持つ紙幣を折りにつけしげしげと眺める…。
感無量だろう。
売りに出せば高いプレミアが付くことも明らか。
震えるような快感だったりするのかも。
役得だと思ったか、発券課長。

やりがいを求める生き物は人間だけだ。
こんなにがんばったんだからと、ご褒美を求めたがる。
この発券課長においては、レア番号がついた新券をこっそりとすり替えて自分のものにしてしまうのが、役得でありご褒美だったのだ。でもこのご褒美には給料10%オフという手痛いおまけがついてきたけど。

努力は報われてもいいとは思うけど、世の中のほとんどのサラリーマンたちは、きっと報われる仕事をしているとは思ってないはず。仕事だって努力が必要なことが多いのに。
でも報われるかどうかは、その人の気持ちの問題。
社長賞をもらったり、昇格、昇級しないと報われたと思えない人がいれば、仕事を通して広がった人間関係を宝と思う人もいる。
シワや白髪を増やしながらがんばっても、会社からなんのお褒めもいただけない私は、手がけたリョコパンが街頭に並んでいる様を見てうなずく時に、報われたと思うしかないし、中には一瞬たりとも報われ感を感じないままに消滅してしまう仕事もある。そんなもんだ。

求めすぎると、足下をすくわれる。
やりがいは心で感じるものだし、報いは求めるものじゃない。最近、「自分へのご褒美」なんてフレーズがあるけど、あんなものはちゃんちゃらおかしい。ものを売らんがためのおためごかしだ。ご褒美があるとしたら、それは周りから与えられるものであるはずだ。「自分へのご褒美」なんて、それって単なる慰みか、甘やかしでしかないんじゃないかってなおニンは思うけどな。
忙しさが抜けてちょっと余裕ができたから欲しかったものを買う。それ以下でも以上でもない行為なんだし。

発券課長がお札すり替えを「自分へのご褒美」と思ったかどうかは知らないけど、いずれにしても犯罪にはならんらしい。
微妙だ。
ってかそれができちゃう日銀の管理体制が不備だから、課長を裁いてすむことじゃないとも言えるしな。

仕事のせいか、いろんなことにムカついているてんやわんやな金曜日だ。

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