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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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五輪雑感その3 「☆アテネ五輪☆(4359)」

昨夜のアテネ。
女子柔道63キロ級谷本の金メダルシーンは、会社の会議室で校正作業の手を止めての観戦だった。まだ現役選手だった姿が記憶に新しい古賀がコーチを務めているというのも興味をそそり、一本背追いからの執念の押さえ込みで勝った後の師弟の抱擁には、またまたぐっとくるものがあった。でも、お祭り騒ぎの裏で、準決勝だったかで谷本と戦って腕を負傷した選手のその後が報道されないのがちょっと気になっている。担架まで運び込まれる様子に、何ごと?と思ったけれど、彼女の腕が不自然な方向に折り曲がる様がリプレイされてはじめて、かなりの重傷であろうことが想像できたのだ。日本選手、特に勝った選手のことしか報道されないのがちょっと不満だ。ネットで探しても納得のいく記事には行き着かない。

競技の裏にあるそれぞれの選手の長い道のり、いわゆる生き様ってやつは、勝負の結果をもってさらなる厚みを帯びてくる。ここまでの努力のみならず、周囲の愛情、環境、キャラクターなどが相まって、選手ひとりひとりのアイデンティティーが見る側に伝えられる。でも伝わってくるのは華々しい結果を残した一握りの選手だけ。負けっぷりを伝えるほんの数秒の映像とともに、ほとんどの人たちの記憶をかすめることもなく消えていく選手たちは、オリンピックに出場できたという栄誉さえも、踏みつけにされたような気にならないだろうか。今、日本を代表してあの地に立っていることだけでも、賞賛に値することなのに。

サッカーのワールドカップの時も思ったんだけど、こういうスポーツの祭典は好き嫌いが大きく別れるもの。日本がこんなにサッカー熱の高い国だったのかと呆れたワールドカップと違って、オリンピックは競技のバリエーションが豊富であるにもかかわらず、あのときほどの「熱さ」は感じられない。オフィスの会議室でテレビに囓りついているのもいつも決まった顔ぶれの数名。他は余裕がないせいも手伝ってか、チラとも気にしない。
でもそれでいいと思う。
「興味ないの?金メダル取れるかもよ!?」という必要もなければ、
「なんでそんなに熱いの?知り合いでも出てるの?」という必要もない。それぞれが好きに楽しむのがオリンピック。もちろんニュースのほとんどが五輪報道一色になり、中継や録画でレギュラー番組が潰れたりってことはある。でも4年に一度の世界的イベントだ。それに不満をいってどうする。例えスポーツのスの字にも縁のないお祭り騒ぎのにわかファンが溢れかえっていても、そういう人たちを白っとした目で揶揄する必要はない。お膳立てに乗っかって何が悪い。そして逆に、もう始まってるんだっけ?という人がいたからといって、非国民呼ばわりすることもない(そんなこと言うやついるのかな?非国民って死語じゃない?)。我関せずと澄ます人が何万人いようとも、メダルを取る選手は立派に取るのだ。
乗る人と乗らない人、あるいは乗りたくても乗れない人、はたまた乗ってるつもりが実は乗れていない人。この時期、それぞれがそれぞれをとやかくいうのはダサ過ぎる。とりあえず、今、檜舞台に立っている選手たちのパフォーマンスをそれぞれがそれぞれのスタイルで楽しめばいいんじゃないかと私は思うぞ。
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