FC2ブログ

なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

<< 2004-01- | ARCHIVE-SELECT | 2004-03- >>

| PAGE-SELECT |

>> EDIT

最後の侍ははたして… 「ラスト・サムライ(198)」

まだ観てなかったのかい?といわれそうだが、はい、やっと観ましたね、ラスト・サムライ。タイトル通り時は明治だ。
長い歴史を守り抜き、武士道に生きるスピリチュアルな一族と、西洋に追いつけ追い越せを唱える国との戦いのお話し。軍の強化に呼び寄せられたトム・クルーズが、サムライの象徴・勝元との出会いで、日々を律し切磋琢磨するサムライ魂にインスパイアされ、自らの誇りを取り戻すのだ。
しかしいったいこれが本当にハリウッド映画なのか?と思うほどに、冒頭の純日本たる風景の描写は美しい。世界が注目した渡辺謙のその“目ぢから”もすばらしければ、付け焼刃とは思えないトム・クルーズの殺陣もなかなかのもの。
でもそれ以上に、新しいものを取り入れる変りに古き良きもの一切を断ち切ってしまうというあまりに胆略的であり、しかしまさに今の日本を象徴する日本政府官僚がただただ腹立たしく、それゆえ息絶えてしまったラスト・サムライが哀れで悲しかった。相方が“いろんなことが悔しくて泣けた”というのがよくわかる。
しかし渡辺謙はもちろんだけど、小雪の奥ゆかしさはかなりいい。決して豊かではない表情の中に秘めたじれったいほどの悲しみや喜びが、実にいいニュアンスで伝わってくる。
やっと日本人がまともに演技ができて、かつかなりまともな日本の描写がされた記念すべきハリウッド映画といえるような気がする。
でも、サムライが日本から消えたとき、本当はどうだったんだろう。仏教を重んじ、剣の道を極めるがために日々精進を重ね凛として生きてきた侍たちは、どんなふうに新しい日本に迎合していったんだろうか…。
スポンサーサイト



| 未分類 | 22:28 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |