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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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目の前で客同士のケンカが起こった時ぃー

今朝総武線に乗り込んで、つり革につかまったんだけど。
私が立ったその前に座っている若いサラリーマンが、どうも様子がおかしい。プレスの効いたダークスーツを着たその子は、やや大きめの瞳を見開いて、若い女性をはさんでひとつ隣に座っている痩せぎすのTシャツ姿のオヤジに眼を飛ばしているのだ。よくいるチンピラみたいに。
やなところに立っちゃったなーと思っていると、そのTシャツオヤジがチーズ風味の袋菓子スナックをパクパクむさぼっているではないか。2、3個口に放り込むと、チーズ粉末が付いてしまった手をパンパンと足元で叩いている。さらにもう1、2個口に入れると袋を口元で逆さにして残ったクズまで平らげる始末。袋を几帳面に折りたたんでポケットに入れたのには関心したけど(普通の人なら普通にできることだけど)、その後さきほどのサラリーマンの眼光は益々強くなったのだ。
すると次の瞬間、サラリーマンがズボンのポケットから携帯を取り出して画面を眺めた。ややあって携帯を閉じる。
これで一連の妙な雰囲気が収まるかと思ったそのとき、
「なんだよテメ~よぉ」
とうとうサラリーマンがTシャツ男にキレたのだ。
「ナニ見てんだよっ。さっきオレのケータイが迷惑だのなんだのいったけどよぉ。オメーがさっきから喰ってるチーズのスナックは迷惑じゃねーのかよ。手をパンパン払いやがってクセー臭い撒き散らしてよぉ。それは迷惑っていわねーのかよ」
どうやら私が車窓の外に目を移していた間に、携帯を眺めるサラリーマンに、Tシャツ男が眼を飛ばしたようだ。そのイントロは私が乗車する前から始まっていたらしい。
痩せぎすTシャツ男はしっかりサラリーマンの目を見てはいるが、話しが終わるまえにぶつくさいうので、私の位置では言葉がはっきりと聞き取れない。サラリーマンは、Tシャツ男の前に立っている初老の男性を指して
「今どっちの方が迷惑か、このおっさんに聞いてみたっていいよ。間違いなくテメーのやってることのほうが迷惑なんだよ。なにだまってんだよ。なんとか言ってみろよ。は?ペースメーカー?テメェは付けてんのかよ。わけわかんねぇ」
私が対象にされなくてよかったと、かなりホッとした。でももし
「そこのねーさんはどうよ」なんていわちゃったらどうしようかなとも考えた。私の周りおよそ20~30人の目と耳が一斉に私に向けられるのだ。この場の空気を変えるくらいのことをいわなくては。
「さぁ」とか「わかりません」じゃ、40年以上生きてきた意味がない(か?)。
「携帯はねぇ。ただ持っているだけで、通話やメールやゲームをしないのなら電源を切ってなくても迷惑にはならないよね。ただペースメーカーなんかを付けてる人にとっては、命取りになる場合もある、そういう意味では迷惑を通り越して危険でしょ。一方、あなたが平らげたチーズスナックだけど、これは命取りになることは9割方ないでしょうが、精神的、生理的に確かに迷惑千番です。これだけ混みあった車内で、いくら座ってるからってあのように匂いが強いものを食べるというのははやはり道徳的にどうなんだろうねぇ。しかもパタパタと手を叩いて粉を払ってたけど、この所作も大の大人が公衆の面前でやることとは思えないねぇ。
つまりあなたがたの迷惑バトルは、そもそもの迷惑度の次元が違いすぎていて、どちらかに軍配をあげることは難しい。たださっきから感じているのは、あなたたちふたりの間に座ってるこの若い女性が一番迷惑を被ってんじゃないのぉ?!手っ取り早く迷惑度を軽減できるのは、あんたたちが下車して討論することじゃないわけ?」
ってな具合に「ショムニ」の江角よろしくババンといえりゃあね。そりゃかっこいいやね。
…と考えているうちに次の駅に到着。目の前のサラリーマンはTシャツ男を穴があくほど睨みつけながらホームに降り、さらには車窓の外からも視線を外さなかった。
きっとあまりに腹が立ったので途中下車したんじゃなかろうか。ちゃんとものが言えるところもまぁ認めるけれど、そもそもがTシャツ男がおかしすぎる。明らかに『おかしい人』だ。サラリーマン君がケンカする相手を間違えたって感じ。どっちもどっちである。
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