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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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賞賛と嘆き

貴乃花はよくやった。
5日目に2敗目を期し、横審の連中が引退宣告条件を下方修正するなんていうお騒がせを演じたけれど、初日から引退か返り咲きかを賭けて全身全霊で望んだ彼は、横審に対して感謝したであろうはずもなく、逆にブチ切れたのかもしれない。「馬鹿にすんなよ」だ。だからこそのそこからの9連勝だったのではないか。まぁどうあれすばらしい。なりふりかまわず限界に挑む姿はどんな時代でも人の心を惹きつけるものなのだ。

ところで今の日本がどんな時代なのかを象徴するような嘆かわしい話題が新聞で取り上げられていた。
小中学生が表面だけどんどん『大人化』しているのだという。この夏休みに都内大手美容整形外科でメスを使わない簡単二重整形手術、いわゆる『プチ整形』をうけた女子小中学生は81人にのぼり、昨年の40人の二倍を記録している。さらにこの年代向けの化粧品市場も活況とか。少し前までは、電車の中でマスカラを塗る高校生に呆れたものだけど、それがさらに若年化しているのだ。
年齢から考えて、ここに親の管理が及ばないはずがない。金銭的援助はもちろんだが、ものごとの良し悪しを言って聞かせる親が少ないのだ。若くてみずみずしい肌に、なぜ化粧が必要なのか。これからどんどんと変わっていく顔に、なぜ整形手術が必要なのか、親は自分の娘をどういう感覚で認識しているのか、まったく理解に苦しむ現象である。
私が完璧メイクのデビューを果たしたのは23歳くらいだった。なにしろべたつくファンデーションを塗るのが嫌で、せいぜい薄いアイシャドーと口紅を塗る程度だった。それでも先輩の女子社員には肌がきれいだと言われたものだ。若さに勝る美しさはないのだ。一重だった目元がひとりでに二重になったのもこの頃だ。顔は変わっていくものなのだ。
あの資生堂は、若年層向け化粧品を製造販売していない。若いうちの化粧は必要ないという判断だ。ものづくりにおいてのポリシーが垣間見える。私がその企業精神に愛想を尽かし、ひそかに非買行為を続けているあのK社はどうなんだろう。ここぞとばかりに躍起になっているのか、それとも資生堂の猿真似の挙句に『マネボ○』という情けないあだ名を頂戴しているだけに、ノータッチを決め込んでいるのか…。

最近の母親たちは、まるで友達みたいに仲がいい『友達親子』の意味を履き違えてはいないか。娘が周りに影響されて道を外れそうになったとき、ダメなものはダメだとその理由をきちんと説明して諭すことはできないのか。希望が通らないと逆切れするから、お友達と同じにしてあげないとかわいそうだからという甘やかしが、娘たちの非常識を助長しているのだ。自分が産み落としたひとりの人間に対する責任感があまりに希薄な気がしてならないし、その母親たちと自分の年代が近いと思うと、なんだか余計に腹が立って仕方がない。
感情が希薄な子。ジャンクフードにしかおいしさを感じない子。激やせする子。体を売ることに罪悪感がない子。タトゥーやピアスにのめりこむ刹那主義の子。人の痛みがわからない子。命の尊さを認識できていない子。公共と家の区別が付かない子。そして本来自然と身に付くはずの『親』への尊敬と、最小限でかつ一番身近である『家庭』というチームの暖かさを知らない子。
私の老後をこんな子供たちが担うのかと思うと実に恐ろしい。つくづく長生きは無用と思う。
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