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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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子猫とホームレス

ミャーウ、ミャーウという子猫、それもとびきり生まれたての赤ちゃん猫の鳴き声で目が覚めた。
急いでベランダから外をみたけれど姿はない。声は、年に一回しか手入れをしない向かいの大家さんちのジャンルのような庭の茂みから聞こえてくる。
見つけたからってどうするわけでも、どうできるわけでもない。でもひと目見てみたい…。
会社へ向かうため家をでると、大家さんちの庭との境の塀の脇に、まさにその声の主がいた。小さえ小さいその子猫はミャーウと一声鳴いたきり、じっとそこに佇んでいる。思わずそっと首根っこをつかんでも抵抗もしない。まだ目が見えていないんだろうか。片手にもあまるほどのサイズ。ほわっと暖かい。
家に戻って夜勤明けだった相方に、見て見て!っと見せる。
連れてきちゃだめだよといいつつも、いとおしそうに眺めている。
犬猫のハンサム度にはうるさい相方から見ても、かなりの高得点を得そうな美人子猫だ。
そのまま飼っちゃいたい気持ちをなんとか押しとどめて、もとの場所に子猫を返した。すぐに茂みの中に消えていったのを見て少し安心。後を追ってこられでもしたら、もう離れられなくなる。
左手にポワっと乗ったあの重みと感触が当分忘れられそうにない。

昼前。
オフィスから外へ出ると、出口の真正面の壁にこのあたりで時々見かけるホームレスが座り込んでいた。黒のシャツに、股が破れているのかすでにスカートと化した黒のボトム。コムサも真っ青な全身黒づくめ。akiさん的には『凛々しい』その顔は黒く日焼けし、ある意味精悍。汚れも手伝ってんだろうけど。誰と目をあわすでもない虚ろな目が、今日も空を泳いでいる。

子猫とホームレス。
カップリングとしてはありえなくない絵だけど、やさしい気持ちになったり、『けっ!』と逃げ出したくなったり、今日は朝から忙しい。
ホームレスで思い出したけど、あのワールドトレードセンターには、ろくに手続きもせずに就労していた外国人が何人もいたという話を事故直後に記事で読んだ覚えがある。飲食店のキッチンや、オフィスのメールボーイ係りに、うまいこと潜りこんでいた連中がいたっておかしくない。なんてったってそこは人種の坩堝、NY。であるがゆえ、被害者リストに彼らの名前は上がってこない。遺族だって、自分の身内がそこで亡くなったことすら知らずにいるかもしれない。切ない。
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