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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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ヒロヒロの運命

飲んだくれ連中の中では、最年少枠に入るヒロヒロ。お花関係の仕事をしている彼女は、岩槻の実家に暮らしている。人形の町、岩槻…。埼玉とはいえ、私にとっては今だ未踏の地。イベントに参加していても、彼女だけ一足先に帰途に着くのが常となっている。また仕事の都合上、土日続けての休みがとりにくいこともあったりする。そんな理由から一足お先に帰らざるを得ない彼女は、その寂しさを払拭してやろうという心優しき飲んだくれのお見送りパフォーマンスに、頬を赤らめねばならないときがある。

一番最初は、もうかれこれ7、8年前になるだろうか。
当時の仲間といっしょにカラオケで飲んでいて、その日も一足先に帰る彼女をエレベーターホールまで見送った私は、上の階から乗ってきた客でほぼ満杯のエレベーターに遠慮しがちに収まった彼女を、歌って踊って盛大にお見送りしたのだった。顔を真っ赤にしながらうつむいたのが、笑いと恥ずかしさのどちらを耐えていたのかは、今となっては知る由もないけれど、あの日あの時、彼女の『洗礼』を受ける運命は始まったのだ。

次に彼女のその表情を見たのは、今年の春に黒姫の別荘へ行ったときだった。この日もやはり『一足お先に』電車で帰ってしまう彼女を、メンバー全員で別荘最寄の駅まで見送った。駅といっても田舎のひなびた木造の小さな小さな駅。夕方近い時間帯に駅を利用する人はほとんどいなかった。
きっぷを買い求め、いよいよ電車に乗り込むヒロヒロ。改札口に並んだ我らが飲んだくれは、「がんばってこいよ~!」「彼氏ができたら手紙よこせよー」「男に騙されんなよー」などと好き勝手なことを叫びながら、いかにも都会へ出て行く末娘を見送る芝居を続けた。車内の客は、ヒロヒロと我々を交互に見ては、なにごとかといった様子。席に座ったものの、恥ずかしさのあまり口元を抑えたまま反応できずにいるヒロヒロは、相変わらずかわいらしかった。

そんな彼女の表情を、先週の土曜日のディズニーシーの帰りにも見ることができた。舞浜駅でひとりだけみなと違う方向の電車で帰るヒロヒロを、またしてもみんなで見送ったのだ。
今回の飲んだくれは黄色い線の内側に2列に並んで手を振り、ドアが閉まる直前に「お疲れ様でしたぁ~」と最敬礼したのだった。またしてもヤラレタと思ったに違いない彼女。大きな目だけをキョロキョロさせて、やめてください!のサインを必死で送っているようにも見えたが後の祭り。最敬礼していたので、最後の表情を見られなかったのが今でも残念だが、動き出した電車の中での身の処し方も、そろそろ覚えたことだろう。
昨日来たメールに「ステキなお見送りありがとうございました」と書いてくるあたり、なかなかの余裕ではないか。
またの機会をお楽しみにね。
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