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なおねおなおん -naoneonaon-

いつか振り返る日のためのワタシメモ

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ピアスの話し

世の中に、耳ピアスをあけている人がどれくらいいるのかは定かではないけれど、その確率は年々上がっているんだろう。売り場に並ぶアクセサリーは、イヤリングよりもピアスの方が多くなったような気がする。

「親からもらった体に…」なんてことを今の若者にいっても、鼻で笑われるに決まってるけれど、私はピアスをあけることにずいぶん長い間抵抗があった。親から…という思いに加え、あけて不幸になったらどうしよう、という思いがあったからだ。
今思うとチャンチャラおかしな話だ。あけた後の自分を何と比べて「不幸」とか「幸せ」と判断するつもりだったのか。
でもピアスをあけた頃の私は、離婚をし、再婚を望むも思うようにいかず、仕事も中途半端。もうこれ以上うまく行かないことなんてなかろうと思ったとき、荻窪駅前に毎日立っている手相見のおばさんに2,000円を払って診てもらった。
「ピアスあけたいんですけど、やめといた方がいいでしょうか」
「やめたほうがいいわね。穴をあけるっていうのはよくないわよ」…。
その夜母に電話をし、その顛末を告げると、
「占いなんて信じてたら何にもできないわよ。アタシだったら逆にあけちゃうけど?あなたは耳たぶが小さいし、ピアスの方がバリエーション増えるんじゃない?」
出た!これでこそ私の母だ…。確かのその夜、そう思った。
そうして翌日ピアスをあけた。暮れも押し迫った12月26日のことだった。
当時勤めていた会社の隣りにあった整形外科。
ピアスをあけたいというと手鏡を渡され、あけたい位置にマジックでマーキングするようにいわれた。迷ううちにマーキングの丸はどんどん巨大化し、ドクターに笑われた。
「ピアスをあけると運が落ちるなんていいますけど、お釈迦さまはみんな耳に穴をあけてるんです。アメリカじゃ悪いことは出て行って、いいことだけ入ってくるようにって赤ちゃんの耳にピアスあけますよね。いいと思ってあけてください。それが大切です」
気持ちを見透かしたように優しく話すドクターの言葉で緊張がほぐれ、パチンと耳たぶを弾かれたような気がしたと思ったときには、もう穴あけは終わっていた。

そんなすったもんだであけたピアス。あけたからにはいつもピアスをしていないと幸せが逃げていくよと、これも誰かにいわれたけど、昨日、今日と珍しく2連チャンでピアスを忘れてきた。
漫然と生活している証拠だ。
明日は忘れないようにしないと。
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